しがない大学職員が、子育てマスターとMBAの二兎を追う

大学事情や子育て記録、MBA取得のための学習報告等をしていきたいと思います。

【大学職員】大学における遠隔授業の在り方と質保証の問題について

どーも、コボです。
しがない小さな私立大学の事務職員です。

 

今日は、以前投稿した【私立大学の経営課題(まとめ)】の各論として、”大学における遠隔授業の在り方と質保証の問題”について書きたいと思います。

 

さて、近年コロナ禍の影響で、大学での遠隔授業の実施が急速に拡大しました。


大学での遠隔授業は、学生が自宅などから受講することができ、時間や場所の制約を受けないことがメリットです。


しかしながら、遠隔授業では、学生と教員が直接会うことができないため、その質を保証することが難しいとされています。
実際、私の大学では、原則対面授業が推進されており、一部特別な申請をした学生のみが遠隔授業での出席が認められています。

 

一般的に、遠隔授業を実施する上で、質を保証するための対策として、教員は遠隔授業の授業内容を事前に計画・公開し、その質を保証するために、授業の見直しフィードバックを行っています。
また、受講者が正しく理解したかどうかを確認するために、定期的なテストを行います。
さらに、学生間や学生・教員間のコミュニケーションをチャット等を用いて図り、理解度と充実度を高める形態もあります。

実際に、学生の実態調査アンケートによると、理解度という点においては、対面・遠隔ともに大きな差異が出なかったものの、コミュニケーションという点においては、遠隔授業はまだまだ課題がある、という結果でした。

もちろん対面授業が絶対的に優れているわけではないですが、対面と遠隔の双方のメリットを活かすことが、これからの課題といえますね。

 

ということで、今日はこのへんで。
どーも、ありがとうございましたー。