しがない大学職員が、子育てマスターとMBAの二兎を追う

大学事情や子育て記録、MBA取得のための学習報告等をしていきたいと思います。

【大学職員】の見解!私立大学の経営課題【まとめ】

どーも、コボです。
しがない小さな私立大学の事務職員です。

 

今日は、私立大学における経営課題をバクっとまとめてみましたので、ご紹介します。

 

<背景>
・18歳人口の減少
―1993年に205万人いた人口が、2038年には86,4万人まで減少することが、厚生労働省の人口動態統計速報により示されている
・私学経営は二極化している
 -就職のための技術・技能習得を含む教育を重視する大学
 -教育と研究の双方を重視する大学
・大学の社会的使命は、教育研究社会貢献

上記背景により、「大学全入時代」と言われ、学生の質的・量的担保が難しい時代となっています。
またコロナ禍を経て、より一層社会からの大学に対する目は厳しくなるでしょう。

<課題>
・遠隔授業の実施の在り方と質保証の問題
・コロナ禍における学生への経済的支援と中退
・学生・教職員のメンタルヘルス
・大学入試のコロナ対応と生じた格差
・留学生等国際交流と国際間の競争激化
・大学と地方創生、大学の地域間格差の拡大
・就職活動の変容と新たな就職難
リカレント教育の重要性と見直し
・学長のリーダーシップによる意思決定システム
・DX化の推進と事務組織の人材育成

 

今日はまとめですので、箇条書きでのみ紹介しますが、またの機会にそれぞれ記事を書ければと思っています。

 

まとめの”まとめ”として、
大学も”学校法人”という名の企業であることは変わりないので、財源確保による安定的な運営は必須です。
大学の主な収入は、①学費・入学金等の学生生徒等納付金、②経常費補助金等の私学助成、③寄付金、④事業収入、⑤資産運用です。
①は日本全国すべての大学の共通課題です。
また、人口減少はストップできないため、①を直接的に解決する方法は、事実上無い、といえます。
つまり、18歳人口以外の受験生確保(留学生や社会人等)や、その他②~⑤の収入を充実させる必要があるということになります。

 

以上の情報は、文科省厚生労働省のホームページ等でも様々なデータが開示されているので読み取ることができますが、最後に、大学経営に携わる人なら読んでおくべき書籍を紹介して終わりたいと思います。


 

 

それでは今日はこのへんで。

どーも、ありがとうございましたー!