しがない大学職員が、子育てマスターとMBAの二兎を追う

大学事情や子育て記録、MBA取得のための学習報告等をしていきたいと思います。

【MBA】アントレプレナーシップが社会に求められる力に

どーも、コボです。
2023年4月に国内ビジネススクールに進学が決まった大学職員です。

 

さて、皆さんはアントレプレナーシップという言葉をご存知でしょうか?
日本では、起業家精神」「起業家理念」等と訳されることが多い言葉で、ベンチャー企業の起業家たちのことを、アントレプレナーと呼んだりもします。

しかし、ここではアントレプレナーシップ=起業家ではなく、「未知なる領域を開拓する者」として訳したいと思います。

 

昨今のトレンドの一つとして、私の本職である大学等の高等教育機関では、アントレプレナーシップを学生に醸成することで、社会が求める人材の輩出をめざす動きがあります。

 

アントレプレナーシップの醸成に積極的な大学では、学生のアントレプレナーシップを醸成するために、大学の教育プログラム、学生組織、学生の関連メディアなどを提供しています。


教育プログラムは博士号取得時に必要となる知識、能力を養成し、学生のプログラム運営や学生の自主学習支援などを指しています。
学生組織は学生を組織するための基本的な構成要素を確立し、学生の関連メディアは学生が相互に利用し合い、促進し合うことでアントレプレナーシップを醸成することができる、としています。

 

ここで、経団連がとりまとめた新卒採用に係る学生に求める人材について、紹介しましょう。
日本の大企業が「特に期待する資質」は下記のような順になっています。

第1位:主体性(84.0%)
第2位:チームワーク・リーダーシップ・協調性(76.9%)
第3位:実行力(48.1%)
第4位:学び続ける力(36.2%)
第5位:柔軟性(18.4%)
第6位:倫理観(10.9%)
第7位:精神力・忍耐力(10.4%)
第8位:社会性(8.2%)

また、「特に期待する能力」に関しては下記のような順になっています。
第1位:課題設定・解決能力(80.1%)
第2位:論理的思考力(72.1%)
第3位:創造力(42.6%)
第4位:傾聴力(35.9%)
第5位:発信力(35.1%)
第6位:情報活用能力・データ分析力(13.8%)
第7位:異文化理解力(8.8%)
第8位:外国語能力(4.5%)

経団連:採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(2022/01)
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/004.html

 

上記の経団連のアンケート結果からは直接アントレプレナーシップという言葉は出てこないものの、「未知なる領域を開拓する者」の育成は、上記求める資質や能力に通ずるところがあると思います。

 

よって、大学等において、若者にアントレプレナーシップを醸成するための教育的環境を整えることは、大変重要なポイントになるといえますね。

 

ということで、今日はこのへんでー。
どーも、ありがとうございましたー。