しがない大学職員が、子育てマスターとMBAの二兎を追う

大学事情や子育て記録、MBA取得のための学習報告等をしていきたいと思います。

【大学職員】どの大学も本当は、近○マグロのような広告を出したい!

どーも、コボです。


しがない小さな私立大学の事務職員です。

 

今日は、少しタイトルが過激です。(笑)

 

皆さんも一度は聞いたことがあるキャッチコピー、そう近○マグロ

 

まずは、敬意をもって、本当にやられたなぁ、と改めて羨ましい気持ちを述べておきます。

 

そのうえで、普通の大学はあのコピーはできません。正直!

 

 

なぜなら、大学の各学部の教授会は、皆さんの想像するよりも遥かに権限が強いからです。

 

教授会とは、大学の教員が参加する組織であり、学校教育法および大学の組織規則に基づき設置された大学の最高意思決定機関の一つだからです。


教授会の役割は、大学の教育、研究、社会貢献活動に関する方針や計画の策定、大学運営に関する議決、大学の施設や設備の使用方法などについて決定することです。

 

つまり、大学全体としての広告を出すとき、特定の学部だけの成果を基にした研究をキャッチコピーとして打ち出すことは、大学内部の承認を取ることがとても難しいからです。


私の大学はさておき、学部が多い大学はより大胆な意思決定をすることは並大抵のことではありません。

 

 

では、近○大学はなぜ、それができるのか。


それは、大学の成り立ちとして、一族経営主義であり、今の経営トップが教授会を凌駕する権限を有しているからと言われています。

また、近○のトップが国の政治とも関わりがあることも影響しているとか、いないとか。

 

あのような大胆な広告は、社会的な評価は賛否があるでしょうが、博打ともいえるあの広告は、社会から‘’新しい‘’と評価され、受け入れられた時点で勝利したといえるでしょう。

 

全国の大学業界としても衝撃的でしたが、その他の大学が、大胆な広告という意味で、マネをする大学がほとんどないのは、上述したような事情があるからでしょうね。

 

ただし、近○大学も、あの広告を出して以降、社会に晒される目が厳しくなり、絶えず過激な広告を打ち続けることが求められる苦しみがあることを内部の方から聞いたことがあります。

 

大学は18歳人口の減少に伴う全入時代

それぞれの大学は「選ばれる大学」であり続けるため、アカデミックな評価はもちろん、様々な手法で社会に対してアピールをしなければならないのです。

 

私が社会や皆さんに伝えたいことは、単なる情報に惑わされず、物事の本質をしっかり見極めていただきたい、とそう思います。

 

それでは、今日はこのへんでー。
どーも、ありがとうございましたー。